今日はS&P500ETFに投資をしている、これから投資をしようと思っているという方に
向けて記事を書いています。
実はS&P500が過去90年間で大きく減配したのって4回だけなんです。
この記事ではS&P500の優位性と減配した4回がいつだったのかを見ていきます。
目次
なぜ配当金を重要視するのか
なぜ配当金が重要かと言えると配当金を再投資することによって、資産の加速を図れるからです。
流れとしては、
- 配当金受け取る
- 配当金を投資する
- 投資した分、配当金が増える
- 増えた配当金を受け取る
- 配当金を投資する
というスパイラルが作れます。
最初は微々たる差ですが再投資をしている期間を継続していくことで資産額が伸びていることがわかります。
なので配当金をもらって投資することで資産形成を加速できるという理由から配当金は重要だと言えます。
S&P500の90年の配当金推移を確認!【大幅減配は4回だった】
大恐慌最初の年(1929-1933)
→1930年のピークから45%減少
大恐慌の余波が残る年(1937-1938)
→前年比、36%減少
ミッドウェー開戦(1942)
→前年比、24%減少
世界金融危機(2008-2009)
→2008年のピークから21%減少
直近の大減配であるリーマンショックではS&P500の金融セクターでの大減配が主な理由です。例えば、
ウェールズファーゴ【WFC】
バンクオブニューヨークメロン【BK】
バンクオブアメリカ【BAC】
は50%以上減配。金融業が特に大きなダメージを受けていたことでS&P500が大幅減配されたようです。
2018年の1株あたり配当金は54.80ドル。
しかし金融危機後の後はS&P500の配当支払額は増え続け2008年のピークの34.59ドルの60%以上上回っています。
米国企業がお金を稼ぎ続け、株主に積極的に還元してきた10年だったと言えるでしょう。
S&P500は配当金の増配、減配率を確認する
10%を超える減配率は先ほどの、大恐慌、太平洋戦争、世界金融危機。
S&P500の10%以上の減配が起こる条件として、
- 第二次世界対戦並みの戦争が起こる
- 世界が不景気になりリストラが相次いで株式投資なんかしてられない状況になった時
と考えられます。
ただ3、4%程度の減配もあるのでこれ以外の要因で減配もあるということも頭の隅に入れておきたいですね。
S&P500ETFの配当金はいつもらえる?
S&P500に連動する海外ETFとして以下の2つがあります。
- 【VOO】:バンガード社が運営
- 【IVV】:ブラックロック社が運営
- 【SPY】:ステートストリート社が運営
ドル建てでETFを買い場合このどちらかになると思われます。
【VOO.IVV】:3月、6月、9月、12月
【SPV】:2月、5月、8月、11月
まとめ:S&P500の配当金はよほどの事がない限り10%以上減配してなかった
ここでS&P500が大減配した時の状況をまとめてみます
世界恐慌(1929-1938)
→最大45%減配
太平洋戦争(1942)
→24%減配
世界金融危機(2008)
→21%減配
以上、S&P500の90年の配当金をリサーチし減配状況をまとめました。
S&P500ETF等に投資する際の参考にしていただけたら幸いです。
必ずしも増配するわけではないので配当金をもっと安定して欲しい!という方は配当を重視する高配当ETFを利用してみるのもアリですね。
VYM,SPYD,HDVあたりが王道の米国配当ETFです。
私はHDVを保有しています。概要記事もあるので是非チェックしてみてください!
それでは!
ろいど
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