2020年3月12日、NYダウが2352ドル安そして13日では1985ドル高と忙しい激動の2日間になりました。
米ダウ工業株30種平均の終値は、前日比2352ドル60セント安い2万1200ドル62セントと下落幅は過去最大となった。トランプ米大統領が11日夜、新型コロナウイルスの拡大阻止のため、英国を除く欧州からの外国人の入国禁止を発表。経済活動が世界で収縮する懸念が強まった。
ダウ平均は下落率(9.99%)でみても、リーマン・ショック時の08年10月15日(7.87%)を上回り、1987年10月19日のブラックマンデー(22.61%)以来の大きさとなった。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56743620T10C20A3000000
〜次の日〜
13日の米株式市場は3日ぶりに反発し、ダウ工業株30種平均は前日比1985ドル00セント(9.4%)高の2万3185ドル62セントで取引を終えた。上げ幅は過去最大。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56792640U0A310C2000000/
メンヘラかよ。
2352ドル安は過去最高に下げ幅、1985ドル高は過去最高の上げ幅なのでこの2日間がどれだけ異常な相場だったのかわかると思います。
こんな相場の中、それぞれの業種はどのように反応したのでしょうか。
下落に強かったセクター、上げ幅が大きかったセクターはどんなものがあるのか?
Finviz(https://finviz.com/map.ashx)を参考にしまとめてみました!
NYダウ、激動の2日間。セクター別の急落と上昇をまとめてみる。
3/12の影響が一番大きかったのがBasic Materialsです。
これにはエクソンモービルやシェブロンといった石油関連企業が含まれます。
10%以上下落した業種は4つありありました。
- 石油関連
- 資本財
- 公益
- 金融
景気敏感な石油、資本材、金融がやはり大きくダメージを受けました。
気になるのが公益株です。
公益は下落に強いというイメージでしたが今回の下落率では第3位。
公益は内需系でかつ利下げによって追い風を受けるセクターだったので意外でした。
短期的に見れば必ずしもディフェンシブでないということがわかります。
反対に一番下げなかったセクターはヘルスケアでした。
(それでも-8.1%だけど)
3/13に上げたセクターTOP3、WORST3は?
3/13で一番上昇した業種は金融でした。10.5%上昇しています。
10%以上の急騰をしたのは金融うセクターのみでした。
- 金融
- テクノロジー
- 素材・化学
金融や石油関連セクターは下落率が大きかったのでやはり大きく反発した模様。
テクノロジーは下げた分ぐらいには戻すような値動きでした。
- サービス
- 公益
- ヘルスケア
サービス・ヘルスケアについては下げ幅がそもそも大きく無かった為、反発も大きいものにはならなかったことがわかります。
そう、公益を除いては笑
公益セクター君、君は下げているのに、上がったわけではないんだね?
3/12.13だけ切り取ると下げやすく上げにくかったセクターだったとわかってしまいました。
コロナショックの2日間。セクターまとめ
下落率TOP3:石油・資本財・公益
上昇率TOP3:金融・テクノロジー・素材.石油
NYダウが乱高下した2日間のセクター下落、上昇率をまとめてきました。
僕ら個人投資家としては何をすればいいのか?
それは短期的な株価に惑わされず長期を見据えて相場と向き合うことだと思います。
ここが底だ!と賭けて一括投資していくのではなく過度なリスクをとることや投げ売りしてしまう事は避けたいものです。
株式市場にいる限り資産が半分ぐらいになる覚悟は持っておかなければいけないことを再実感する相場でした。
運用する目的、時間を味方につけた投資をすることをもう一度思いだしてこの相場と向き合っていきたいですね!
それでは!
ろいど
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