いつもお世話になっているGuide to marketsをみていたら、暴落時も投資を継続することの大切さを感じる資料がありました。
今回は、相場にイナズマが光る瞬間に居合わせることの必要性と投資を継続することの大切さと工夫についてご紹介します。
目次
株価暴騰を5回逃すことで失う30%のリターン【暴落と急騰は隣り合わせ】
この資料はGuide to marketsに公開されています。
株価が大幅な上昇をするタイミングはグラフから見てわかるとおり、株価が急落した付近であることがわかります。
そして右のグラフでは、「暴落時に怖くなって、大幅反発の直前で売却をし、大幅反発を見て、もう一度買い戻した場合」を見たものです。
32年間継続投資をしていれば、資産は1万ドルから約26万ドルの26倍に増えました。
しかし、急騰の上位5日を逃すだけで資産は9万ドルほど受け取れる額が減少。
株価急騰の上位5日を逃すだけで、リターンは30%ほど落ちています。
株式相場が不安定な中、マーケットから退場せず投資を続けることの重要性がわかる資料です。
そして、意外にも株価の上昇幅はここ数年で更新し続けています。
NYダウの歴史的な株価上昇TOP5
株価上昇のTOP5のうち、TOP4は全て20年の3月に起こっているものです。
ダウ平均が過去より大幅に上昇していた中での値動きなので、値幅として大きくなるのは必然です。
しかし、上昇率でいっても20.3.13に起こった急騰は過去最大でした。
故に今後も急騰TOP5に君臨する1日であることが考えられます。
暴落と反発が隣合わせになっている相場の中で、パニック売りをしてしまう代償は高いといえそうです。
暴落時にもホールドし続けたからこそ果実を得られるというわけです。
では暴落時でもホールドし続けて投資を継続するにはどうしたらいいのでしょうか?
失敗する方法はいつだって共通しています。
そんな失敗しないための方法を「投資で一番大切な20の教え」から抜粋して紹介します。
継続して投資を続けるための6つの方法
- お気楽で無謀な他の投資家の振る舞いに気づく
- 下落に対する心構えをする
- 少なくともリスクの高い資産を売却する
- レバレッジを引き下げる
- キャッシュ比率を高める
- ポートフォリオ全般でディフェンシブな傾向を強める
著者のハワードマークス氏は、リーマンショック時ではこのうちのどれも実践していても効果はあっただろうといいます。
完全に下落を防ぐのはほとんど不可能だったが、少ない損失という形で相対的にアウトパフオームしていれば、下げ相場の時期にもましにすごせ、相場の反転時に、その機運によりうまく乗じることができただろう。
1つでもいいので実践することが大事です、荒れ狂う相場から退場しないために。
みなさんはどれを実践しますか?
まとめ:先行き不透明な市場からリターンを得るために
- 暴落と急騰は隣り合わせである、しかし暴落時に売却してしまうリスクも大きい
- 株価急騰時に居合わせていなかっただけでリターンは大きく減る
- 投資を継続するためにリスクの高い取引や高レバレッジを避ける
この先行き不透明な中で個人投資家が備えることは、一発で退場するリスクを抑えることや余剰資金で投資を行うこと考えます。
生活が脅かされたら株どころではありませんからね。
そして暴落の後に反発が確実に起こわけではありません。
実際に3月の相場ではNYダウが続けて続落した後に大幅な反発が起こっています。
底無し沼なのか、底があるのかわからない状態の株式市場。
リターンを守るだけでなく、生活や精神を守るためにも無くなってもいいと思える資金で投資を続けていきましょう!
いつかあの時ホールドしておいてよかったと思える日が来るために。
それでは!!
ろいど
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