どうも、ろいどです。
米国の高配当株として人気な銘柄のAT&T【T】。
僕も通信セクターを今月投資先へと健闘しているわけですが、AT&Tの負債額の大きさを知り戸惑いましたw
2018年のタイムワーナー買収後の負債は約1800億ドルに登り、世界で最も負債を抱える会社に輝き?ました
ここで懸念事項になってくるのがAT&Tは巨額の負債を抱えながら配当金を維持できるのか?という問題です。
なので、今回はAT&Tは配当を維持できるのか?というテーマで考えていきます。
ここ最近のAT&Tのことまとめ
- デイレクTVを660億ドルで買収
- タイムワーナーを1060億ドルで買収
- 上記の会社を買収しコンテンツの所有に力を入れ事業を多角化
通信業界の債務事情
AT&Tの負債総額は1800億ドルですが他の通信会社はどうなっているのでしょうか?
負債額が世界トップ3の企業は
- AT&T 1800億ドル
- ベライゾン 1100億ドル
- コムキャスト 1080億ドル
です。結局ベライゾンも多くの負債を抱えており通信業界では多額の負債を持っていることが察されます。
公益セクターが投資CFが大きくなったりする現象と似たようなものでしょうか。
多額の債務は潤沢なFCFで返済していく計画
2019年FCF(フリーキャッシュフロー)は税引後260億ドルになると予想されており、配当の支払いは140億ドル台となる見込みです。
よってAT&TはかなりのFCFを返済に当てていくことができます。
さらにCFO(最高財務責任者)は「非常に多額のフリーキャッシュフローを負債の返済に充てられる」と言及。着実に返済をしていくことが見受けられます。
ちなみに米国内で利益を上げている会社の2位はAT&Tだそう。
1位は天下のアップル様。
CFOが増配について意識している
さらに経営陣が配当の支払いについて意識しているのもいい点です
「配当は極めて安全だ、当社は35年連続で増配している」
とCFOは言及しています。
さらに2019年には配当性向を50%台後半とすることを掲げてます。
ここ数年では配当性高100%超えになっていたこともあるためこれは嬉しいニュースです。
事業性の懸念点
事業を多角化することで他のリスクが出てきます。
- 従来型のケーブルテレビや映画会社消費者離れが進みつつあるという点
- コンテンツ事業に参入したことから大手コンテンツとの競争が待っている
競合はネットフリックス、ディズニー、アップル。
どれも独自のコンテンツを持っている強豪と戦うことになってきます
まとめ:AT&Tの配当を狙うのはありだと思う
以上のことを踏まえて減配するリスクは限定的と考えるため、AT&Tを配当目的で保有するのはありだとは思います。
しかし、リスクも抱えており決算には注意しておく必要があります。
- 負債を着実に返せているか
- FCFが増加しているか
には着目しておく必要があるでしょう
ただ連続増配を経営陣は意識しているので事業戦略がうまく行くまで上値は抑えられ、利回りの良いキャッシュフローを期待できる可能性はありますね。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
それでは!!
ろいど
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