PR

【ABBV 1Q】米国高配当株アッヴィ。決算は良好!だがバイオシミラーの影響は免れない。

ろいど
どうも、ろいど(@Roido_1995)です!

今回は米国株ヘルスケアセクターの一角アッヴィに関しての2020 1Q決算の内容となります。

ABBVは購入して約1年、現在ではポートフォリオの10%強を占める主力銘柄です!

この記事ではそんな主力銘柄について以下の点で紹介していきます。

ソースはabbvieのホームページを参考にしています。

今日紹介すること

  • 2020 1Q決算ハイライト
  • ヒュミラ売上高推移1Q 3年分の比較
  • ヒュミラの全売上高に対する貢献度
  • イムブルビカ売上高推移1Q 3年分の比較
  • その他知っておきたい発表まとめ

 

それではみていきましょう!

 

 

 

【米国高配当株 ABBV】2020 1Q ハイライト

  • EPS:$2.42(+$0.17)
  • 売上高:$8.62B(+$290M)

 

EPS、売上高共に市場予想を上回る結果となりました。

 

 

【ABBV 決算】1Q EPS推移

 

2018年からEPSは年率で約15%増加しています!

これは驚きですね!

 

2019と2020の1Qを比較しても13%の増加です。

 

海外で主力製品がバイオシミラーで影響を受け20%売り上げが減少している中でこの成長率は普通に凄いと思います。

2020年通年の調整後EPSの予想は9.61-9.71ドルでした、これは20194Qと変わらずです。

 

 

【ABBV 決算】2020 1Q 売上高

 

去年の売上高を10%ほど上回る好調な決算となりました。

 

理由として以下が挙げられます

  • ヒュミラの米国内売上高増(+13.7%)
  • スキリージの上場
  • リンヴォックの上場
  • イムブルビカの売上高増(+20%)
  • べネクレクスタの売上高増(>+100%)

 

続いては主力製品の売上高を詳しくみていきたいと思います!

 

【ABBV 決算】主要製品の売上高分析

 

米国内は好調なヒュミラとバイオシミラーに苦戦する海外

 

米国内のヒュミラの売上高は2019年に比べて13.7%売り上げが伸びました。

しかし2018年からヒュミラの特許が切れている海外では2019年に比べて14.9%売上高が落ちています。

これはヒュミラと同等の作用・安全性を持つ薬が市場で販売できるようになり他会社の後発医薬品と競争せざるを得なくなったからです。

あゆみ製薬株式会社より

 

米国内でも2023年に特許切れを控えています。

これによりヒュミラの売上高減少は目に見えているため割安に放置されて高配当化しています。

 

【ABBV】2020 1Q 全売上高におけるヒュミラの割合

数年前までは全売上高に対してヒュミラの割合は6-7割ほどありました。

 

近年ではヒュミラの売上高は伸び続けていますが、全売上高に対してのヒュミラの割合は減少傾向!

 

アッヴィのイムブルビカの売り上げ続伸や新薬のスキリージが今後活躍してくるでしょうからさらにこの傾向は続くと予感しています。

さらに5月にはシワ取り薬でのボトックスを保有するアラガンの買収を完了し新たなキャッシュフローが構築されます!

 

【ABBV 1Q】イムブルビカ 好調な売上高を記録

イムブルビカは全世界での売上高は12億3200万ドルでした(前年比+20.6%)

 

ヒュミラの約1/3の売上高ですが、伸び率はヒュミラより大きいのが特徴です。

 

グラフをみてみると米国外の売上高はあまり変わっておらず、主に米国内での売上高が伸びていることがわかります。

 

というのもイムブルビカはJNJとABBVが共同開発した製品であり米国外ではJ&J傘下のヤンセンファーマが販売しており米国外での流通網が弱いからです。

JNJの1Qのイムブルビカ売上高は下記のようになります。

  • 米国内:349億ドル (ABBV:966億ドル)
  • 米国外:435億ドル (ABBV:266億ドル)

 

アッヴィは米国内の販売にJNJは米国外に強みを持ってることがわかります。

 

2019年に上場を果たした新薬たち

 

  • スキリージ
  • リンヴォック

 

スキリージの1Qの全世界売上高は3億ドルでした、上場して間もないですが好調な売上です。

日本では世界でいち早く承認がおり2019年の4月に販売許可がおりました。

リンヴォックの1Qの全世界売上高は8600万ドルでした。

今後もこの2つの新薬に注目です。

 

他把握しておくことまとめ

 

  • COVID-19支援に3500万ドル(約40億)を寄付
  • 2020年5月中にアラガンの買収を完了
  • 粗利率は調整後で82.7%
  • 営業利益率は調整後で49.8%
  • HCV領域のマヴィレット配合錠は約3割の売上高減

 

ABBV:20201Q決算 まとめ

ABBV 20201Q まとめ
  • EPS、売上高共に市場予想を超える
  • 売上高は前年比10.1%増加
  • ヒュミラ米国外売上高は-14.9%減少
  • イムブルビカは全世界売上高は20.6%増
  • 新薬スキリージの全世界売上高は3億ドル

 

 

1Qは好調な成績を残した決算となりました。

イムブルビカの売り上げ増加やスキリージの好調な出だしはヒュミラの売り上げ減少の補填となるのでしょうか。

今後もヒュミラとその他の主力商品に注目していきたい決算となりました!

今後はアラガンを買収したことによる影響が決算にも出てきます。

新薬上場、アラガン買収、COVID-19といいABBVって変化が大きくなる2020年になりそうですね。

今後も持ち株である限りアッヴィの決算について発信していこうと思います!

それでは!

 

ろいど

moomoo証券

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

Fラン大2018卒のサラリーマン  →中小企業に就職 →彼女との将来が不安になりお金との付き合い方を考え、勉強し始める →FP2級取得 「大切だと思えることが大切にできる時間を増やしたい!」という思いから投資や副業に取り組む 2019年2月から約1年間の勉強を経て株式投資をはじめました! →現在600万運用中 投資の経験、勉強したことを発信しています