今回は米国の代表の食品株【KO、PEP、HSY、GIS、MKC、CPB、HRL、SJM、K】9名柄について、18年から19年にかけての増配率と配当性向を見ていきます。
- 食品株の増配率
- 米国食品株の配当性向
増配は長期投資において需要な要素です。
例えば、毎年前年比3%増配する銘柄を10年間もち続けると配当額は1.34倍になります。
一方、毎年7%増配する銘柄を10年もち続けたとすると1.96倍と約2倍に配当が成長するのです。
こうした背景もあり持っている株が増配をだれだけする銘柄なのか知っておく必要があります。
この記事では米国の食品株の2018年から2019年にかけての増配率と配当性向をみていきます、是非投資の参考になれば幸いです。
米国食品株の増配率と配当性向
配当性向の参考 :dividend.com 配当履歴の参考:https://www.nasdaq.com/
バン!なんと増配率が0%が2銘柄もありました、正直食品株は毎年増配しているイメージがあったので意外です。
キャンベルスープ【CPB】とゼネラルミルズ【GIS】が18年から19年にかけて増配しなかったようですね。
しかし配当性向を見ると50-60%台なので決して高くはない水準です。
次は増配率順、配当性向順にならべてみました。
食品株でコカ・コーラ【KO】は配当性向が高め
配当性向が一番高いのはコカ・コーラでした。70%台だったのはこの銘柄だけです。
60%台はPEP、GISの2銘柄
50%台はK、HSY、CPB、HRLの4銘柄
40%台はMKC、SJMの2銘柄
それ以下はありませんでした。一番少ない配当性向でも40%台と米国企業の株主還元の高さを感じます。
食品株でホーメルフーズ【HRL】がトップの増配率!
増配率トップはホーメルフーズ【HRL】でした、SPAMで有名な加工食肉メーカーです。
食品株はすでにビジネスが成熟しており低成長(3~5%)ほとんどですが10%台の増配は凄いですね。
10%には届かないものの増配率が8.7%のマコーミック【MKC】や6.94%のハーシー【HSY】も中々健闘しています。
米国食品株、増配率、配当性向をみて思うこと
いかがでしたでしょうか。
表を作成してまだまだ配当余力があり、増配もしっかりしてくれているHRL、MKC、HSYは魅力がある銘柄だと感じました。(MKCは既に少しばかり保有しています)
というものの、3社いずれもPERが高めなのが現実。
なかなか買い増せないのでちょっとした急落時にそこそこの値段で仕込んでいきたいところです。
みなさんは気になる銘柄、すでに保有している銘柄ありましたか?
少しでも参考になれば幸いです!
食品株は下落や景気後退の際に下落幅が比較的小さく、ディフェンシブ株と言われています。下記記事では食品株が属する生活必需品セクターがリーマンショック時にどれだけ下落したかをチェックしました。
下記は増配率1-5%のが5年、10年、15年、20年続くと配当は何倍になるのか調べました。より増配の威力を知りたい!という方は是非チェックしてみてください!
それでは!
ろいど
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