みなさん高配当株投資してますか?
高配当ETFを通じて投資をさせている方も少なくはないですよね!僕もHDV、SPYDといった高配当ETFを購入しています。
ETFや株を買う上で気になるのが過去のパフォーマンスですよね。
正直、王道のVYM.SPYD.HDVといった高配当ETFはここ数年S&P500に負けています。
高配当ETFで市場に勝つことはできないのか…そんな疑問を持つことはありませんか?
そう思っていると先日こんな記事を見つけました。
過去5年間のパフォーマンスを平均してS&P500を上回り続けた高配当ETF達です。
上記の記事は2019年の3月にかかれたもので約1年経っています。
なのでこの記事では、
- 市場に勝っていたETFの共通点を見つけこれからの投資術の参考にする
- 1年前に書かれたこの記事の後のafter 高配当ETFのパフォーマンスは?
- 結局ETFは何がいいのか?
の3つについて紹介してきたいと思います!
ぜひ楽しんでみてくださいね!
目次
S&P500に過去5年間平均リターンで勝利した高配当ETF
- PEY :インベスコ・ハイイールド・エクイティティ配当アチーバーズETF
- SPHD :インベスコS&P500高配当・低ボラティリティETF
- TDIV :ファースト・トラスト・ナスダック・テクノロジー配当インデックスETF
- RDIV :オッペンハイマーS&Pウルトラ・ディビデンド・レベニューETF
- DGRW :ウィズダムツリー米国クオリティ配当グロースETF
配当重視なだけあって名前に配当に関連する用語が全て含まれています
大きくわけて2つの属性に分かれている感じがします。
- MSFTやAPPLといった配当を出すハイテクを組み込んでいる株
- D、T、MOといった定番高配当株
ハイテク配当系ファンドと定番高配当ファンドに分かれている印象です。
さて次ではそれぞれのETFの5年間のパフォーマンスをVOOと比較していきます!
PEY :インベスコ・ハイイールド・エクイティティ配当アチーバーズETF

青:PEY 赤:HDV 黄:S&P500ETF
配当利回りと配当成長のある50の銘柄から構成されたETF。
主な組み入れ銘柄としてはMO・PM・DUK・D・Tといった言わずと知れた配当利回り4-8%高配当銘柄があります。
高配当ETF記事を見てからPEYを買った1年後のリターン

青:PEY 赤:HDV 黄:S&P500ETF
直近1年を切り取るとS&P500ETFやHDVをアンダーパフォームしてしまいました。
- 青:PEY:-30.82%
- 赤:HDV:-29.06%
- 黄:S&P500:-19.83%
S&P500ETF、強し。
SPHD :インベスコS&P500高配当・低ボラティリティETF

青:SPHD 赤:HDV 黄:S&P500ETF
高配当かつ低いボラティリティ(価格変動の大きさ)の銘柄で構成されているSPHD
5年間のトータルリターンではS&P500までとはいかないもののなかなか健闘しています
高配当ETF記事を見てからSPHDを買った1年後のリターン

青:SPHD 赤:HDV 黄:S&P500ETF
直近1年を切り取るとS&P500ETFやHDVをアンダーパフォームしてしまいました。
- SPHD:-30.92%
- HDV:26.06%
- S&P500:-19.63%
低ボラティリティ戦略ですが直近一年の値動きではHDV、S&P500より下落率が大きくなっていますね
TDIV :ファースト・トラスト・ナスダック・テクノロジー配当インデックスETF

青:TDIV 赤:HDV 黄:S&P500ETF
TDIVはファーストトラストが運用する配当系ETFです。5年間のトータルリターンではS&P500といい勝負!
このETFは8割型がハイテク系の銘柄で占められています。
具体的にはAPPL、MSFT、Vといった銘柄ですね。
他にT、VZといった定番通信株も組み込んでいます。
配当利回りは1.5-2.5%ほど。
そして直近1年間のトータルリターンはどうなっているのでしょうか?
高配当ETF記事を見てからTDIVを買った1年後のリターン

青:TDIV 赤:HDV 黄:S&P500ETF
1年間リターンではTDIVが勝利しています
投資効率を示すシャープレシオでも比較を見てみましょう。
- TDIV:-0.06
- S&P500:-0.27
1に近づくほど投資効率が良くなるので投資効率においてもTDIVが勝ちました。
- TDIV:-17.43%
- HDV:26.06%
- S&P500:-19.63%
ハイテク多めの割に市場や他高配当ETFよりディフェンシブな一面を見せてくれました!
RDIV :オッペンハイマーS&Pウルトラ・ディビデンド・レベニューETF


青:RDIV 赤:HDV 黄:S&P500ETF
RDIVはインベスコ社が運用するETFです!
配当利回りは5-7%ほど。
こちらは5年間でS&P500にトータルリターンで勝ててはいないものの年率9.7%と申し分ない成績!
ただボラティリティが若干高いところが木になるところ。
組み込み銘柄はVZ、CAH、IBM、DUKといった定番銘柄。
高配当ETF記事を見てからRDIVを買った1年後のリターン

青:RDIV 赤:HDV 黄:S&P500ETF
あれま、S&P500・HDVより下落してしまいました…。
ボラティリティの高さが裏目に出てしまったようです。
ただその分高配当かつ高利回りで拾いやすいという戦略は取りやすそうな気はします。
DGRW :ウィズダムツリー米国クオリティ配当グロースETF

青:DGRW 赤:HDV 黄:S&P500ETF
DGRWはウィズダムツリー社が運用するETFです、配当成長性のある大型株50社に投資しています。
VZ、MSFT、APPLをそれぞれ約5%づつ組み込んでおり上位10銘柄でポートフォリオの約4割を占めています。配当利回りは2-3%程です。
5年のトータルリターンではS&P500に僅かの差ですが勝利しており高配当ETFながらも期待ができるETFです。
そんなETFですが2019−2020のリターンはいかがなものでしょうか。
みていきます!
高配当ETF記事を見てからDGRWを買った1年後のリターン

青:DGRW 赤:HDV 黄:S&P500ETF
1年後リターンも若干負けていますがほぼ同等でした。
- DGRW:-19.29%
- HDV:26.06%
- S&P500ETF:-19.63%
最大下落率に関してはDGRWはS&P500ETFより少し低めです。
ただS&P500とほぼ似たような動きをすると思っていて良さそうですね。
まとめ:年率リターンがよかった高配当ETF5つ、結局どれがいいの?
今までトータルリターンがよかった高配当ETF5つ紹介していきました。
このほかにもVYM、SPYD、HDVといった定番ETFもあります。
てゆうか、結局どれがいいの?
私が思うには、自分が信頼できるETFに投資するのが良いと思います!
理由は暴落時でも余裕し買い増すには信頼性が必要だからです。
だからこそ自分でETFについて調べて銘柄や経費率、戦略、ボラティリティ等を把握して長期保有できそうだなと思ったら投資することをオススメします。
WSJの高配当記事をみて市場に勝てる高配当ETFだ!と思って飛びついた結果1年後には大きく市場より離されていたETFもありました。
その時、買い増しや保有できるのは信頼できるETFぐらいでしょう。
投資は長期投資が醍醐味だからこそ信用できる企業、金融商品に投資していきましょうね!
それでは!
ろいど
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