- 信用取引を行おうと思っている
- 信用取引で稼ぎたい
- レバレッジをかけて取引をしたい
- 空売りって稼げるの?
こんな方々へ向けて書く実際にあった失敗談の記事です。
信用取引はしないことをオススメします。特に過度な楽観やリスクを抱えた中では。
その理由として信用取引の損失は(特に信用売り)無限大の可能性があるからです。
今日はそんな一つの例として9/24-9/25日にかけて起こった母親の空売り大失敗をご紹介します。
正直記事を書くかどうか悩みましたが、信用取引での恐怖体験を他の方々にしてほしくないと思ったので公開する決意をしました。
この記事を読んで信用取引の恐怖の部分を知り是非今後の資産運用の参考にしてみて下さい!
目次
【失敗談】信用取引がやめておけ!レバレッジをかけて7000株空売りした母親の末路
9月25日、我が家では240万円の損失を計上しました。
その理由は母親が7000株で仕掛けた空売りです。
一点集中×3倍レバレッジ×空売りをしていました。売りをかけた銘柄は絶賛上昇トレンドに乗っており空売り時より40%も爆上げ。損失は無限大の可能性がありました。
まだ取り返しのつく金額ではあったので私の父と私が先導し損切りする事を決意し一晩明けた9/25日に損切りし240万円の損失を確定。
損失は元本部分の損と追加証拠金(通称:追証)を含む損失でした。
ほんの数日で240万をもっていかれた理由となった信用取引の「空売り」。
どんなものであるか解説していきます。
信用取引の空売りとは?仕組みと危険性
空売りとは、株をもっていない状態で証券会社から借りた株を売り後で買い戻して差額分の損益を受け取ることの取引です。
つまり借金をしたお金で株を運用することです。
〜株式の売却で利益を得る一般的な取引の流れ〜
- お金を払う
- 株式を受け取る
- 値上がりした株式を売ってお金を受け取る
〜信用取引の空売りで利益を得る流れ〜
- 借りた株を売る
- お金を受け取る
- 値下がりした株を買って株を返す
信用取引のリスクについては引用を使用させていただきます。
信用取引としてのリスクは株価の天井は青天井であることからリスクは無限大となります。
株価が下がれば下がるほど利益が出る空売りですが、株価が値上がりしたケースでは、上昇した分だけリスク(損失)となります。
株価は、どんなに株価が下がったとしても0円にしかなりません。しかし、株価上昇に弾みが付いた場合には、短期間で株価が急騰することもあり、理論上、株価は青天井ですから、リスク管理の徹底が不可欠です。
https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/knowledge/012.html
ストップ高の銘柄で「リスクが無限大」ということを大いに感じた体験となりました。
信用取引はやめておけ!【恐怖体験】
明日からどうなるのかと考えながら過ごした夜
9/24衝撃の事実がうち明かされました。
母親が信用売りで200万円損しているとのこと。
詳しく聞いてみると貯蓄のほとんどをフルインベスト×1点集中×3倍レバレッジ×空売りをかけていることがわかりました。情報を聞くたびに父親と呆れます。
しかも9/24の終値はストップ高。まさに損失が限定されていない最悪の状況でした。
取り敢えず私も親父も株式経験者だったのでここで下がることに賭けるのでなく、
取り返しがつかないことになる前に翌日に成行注文で手仕舞いしようとなりました。
9/24の夜間取引では100円値上がりしており株価が100円上がるごとに70万円の損失が出る状態。ストレスでお腹は痛くなりロクに眠れませんでした。
結局、翌日値上がりした中で買い戻しを行い240万の損失でしたが倍々になったらどうしようという不安しかありませんでした。
信用取引で取り返しのつかないことになる前に損切り、手を引こう
今回の損失は240万円でした。
しかし今となっては安堵感に包まれています。
それはまだ取り返しのつく額だったからです。
母親の元本200万と追加証拠金の40万で済んだことで、父親の資産、僕の資産、そして家財を売却せずに済んだからです。(とはいえ僕の1年分の所得ぐらいはありますがw)
もし損失がこの2倍、4倍にそしてもっと、、膨れ上がっていたらと思うとゾッとします。
大きな損失とはいえまだ収拾のつく額であり、流動性のある銘柄だったために1日で損切りできとことが幸いでした。
膨大な含み損になりそれを何日もいい方向に行くのを願って傍観する毎日は精神的にも肉体的にも耐え難いです。
父や僕も口ではやめておけと言っていましたが詳しい運用状況を知らなかったのでこんなことになるとは思ってもいませんでした。
なので、損失を抱えてしまったら早めに手仕舞いし大事にならないようにしてください。
やっていたら全力で止めてあげてください。
私の母の言う「こんなことになるとは思わなかった」となる前に。
まとめ:取り返しのつかないことになる前に「信用取引」はやめとけ
ここで、今回体験した恐怖と教訓をまとめてみます。
- 信用取引は借金をして運用するようなもの、その分損失は大きくなる
- リスクが大きくなる分「明日どうなる?」という不安、恐怖と戦うことになる
- フルインベスト×レバレッジ×信用取引×投資ルールの未設定→破滅の道
- 身の丈にあった運用をする(少額、現物のみ等)
この記事で自分の投資方法がリスクに見合っているか、最悪どんなケースが想像されるかといったことを少しでも考えるキッカケをもってもらえたら嬉しいです。
正直公開したくはありませんでしたが、今後自分、そして自分の家族が体験した信用取引のエピソードと似たようなことがどこかで起こって欲しくないと思い記事を公開を決意しました。
母の「こんなことになると思ってなかった、、」という安易の考えのもとリスクの高い投資を行う人が減らせるよう今後も情報発信を続けていきたいと思える体験でした。
それでは!
ろいど
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